2015年11月22日~25日にタイのバンコクにて開催された、第八回アジア・オセアニア生理学会連合大会(8th
FAOPS Congress)でポスター発表の機会を頂きました。発表テーマは「Cardiac progenitor
cells that spontaneously develop into beating cardiomyocytes in the adult mouse
heart」です。
細胞機能生理学講座にて3年生からお世話になり、「マウス心筋組織から心筋細胞を分離した分画中より培養された、自発的に拍動をはじめる細胞atypically-shaped cardiomyocytes(ACMs)」について研究を続けてきました。最終学年でその成果をまとめ、国際学会で発表させて頂けたことは大変貴重な経験となりました。正直にいって、あまり英語が堪能とはいえない私の発表で、海外の研究者の皆さんに内容を充分に伝えることができるのかと不安でもあり、タイに向かう飛行機の中でも原稿を何度もみていたくらいです。実際、質問に答えるのにあたふたしてしまう場面もありましたが、それ以上に、様々な国の研究者の方々に熱心に耳を傾けて頂けたのが印象的でした。
また、連日、口頭発表やポスター発表など各分野に触れることができ、大変勉強になりました。
本コースに登録させて頂き、国内の学会参加やポスター発表、そして今回の国際学会での発表と、入学時には想像もしていなかった様々な経験をさせて頂けました。恥ずかしながら、講座に通わせて頂くようになった当初は実験器具の使い方もおぼつかないところからのスタートでしたが、ここまでご指導下さった細胞機能生理学講座の尾松先生をはじめ、講座の先生方に御礼申し上げます。
西野 裕香【第6学年】