第123回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第123回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
貴講座の皆様方へお知らせいただきますようによろしくお願いいたします。
記
■ 演 題 遺伝子コード型プローブを用いたCa2+イメージング
(genetically encoded Ca2+ indicator:GECI)
■ 演 者 大倉 正道(埼玉大学脳科学融合研究センター 准教授)
■ 日 時 平成29年11月15日(水)16:00~
■ 場 所 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
Ca2+は細胞内セカンドメッセンジャーとして非常に重要であり、ほとんど
すべての細胞でその細胞活動と関連して細胞内Ca2+濃度がダイナミックに変
化する。Ca2+プローブを用いた細胞内Ca2+のイメージングは多細胞の時空
間活動パターンを同時に解析できる有用な研究手法である。Ca2+イメージン
グには従来からCa2+感受性有機合成色素であるFura2、Fluo3などの優れた
プローブが用いられてきた。最近では緑色蛍光タンパク質GFPやそのアナログ
を蛍光素子として用いて開発・改良された様々な遺伝子コード型(タンパク質
のみでできた)蛍光Ca2+プローブ(genetically encoded Ca2+ indicator:
GECI(ゲッキー))の利用が進んでいる。近年開発された高性能なGECIを用
いることで、生体モデル動物の単一細胞レベル、さらには細胞局所レベルでの
精度の高いCa2+イメージングが可能となってきた。本講演ではCa2+イメージ
ングに活用されるGECIの基礎知識、応用例、注意点などについて説明する。
◆本セミナーは、神経難病研究センター 神経診断治療学部門・実験実習支援セン
ターの共催で開催いたします。
===================================================
本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第123回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
2017年11月14日火曜日
2017年11月1日水曜日
第122回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第122回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
平成29年9月23日(土)〜24日(日)に愛媛大学医学部で開催されました
第58回日本組織細胞化学会総会・学術集会において、イメージングの最新技術
を用いた医学研究に関するシンポジウムを企画・開催致しました。その内容は
大変素晴らしく、是非、滋賀医科大学の研究者・大学院生の皆様にも聴いて頂
きたいと思い、シンポジウムの中から評価の高かった2題を選び、実験実習支
援セミナーでのご講演をお願いしたところ、ご快諾を頂きました。以下に演題
名と抄録を記載します。お忙しいこととは思いますが、是非、ご参加下さい。
(神経難病研究センター・神経診断治療学部門 遠山 育夫)
記
■ 演 題 イメージングの最新技術を用いた医学研究
■ 日 時 平成29年11月2日(木)16:00~
■ 場 所 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<演題1> 二価鉄イオンのライブイメージングを可能にするケミカルツールの開発
岐阜薬科大学・創薬化学大講座薬化学研究室 准教授 平山 祐(Tasuku Hirayama)
鉄は我々の体内において最も多く含まれる遷移金属種であり、生体内における
鉄イオンは、その形態から二種類に大別できる。一つはタンパク質に強固に結合
し、酵素の活性中心や補因子として機能するもの、もう一つはタンパク質と弱く
結合、もしくは非結合のもの(自由鉄とも呼ばれる)である。自由鉄は細胞内の
還元環境等から、主成分が鉄(II)イオンであり、細胞内の輸送や代謝における中間
化学種として重要である。一方で、鉄(II)イオンは酸化ストレス源にもなりうるた
め、その濃度制御は非常に厳密なものとなっている。実際、鉄ホメオスタシスの
崩壊は酸化ストレスを惹起し、がん、神経変性疾患のみならず、多数の疾患にお
いて関与が認められている。以上のように、生理的・病理的観点から、鉄(II)イオ
ンを生体内で検出することは、非常に意義深い。我々のグループではN-oxideの
化学を利用し、自由鉄と呼ばれる生体内鉄代謝や酸化ストレスに関与する鉄(II)イ
オンを選択的に検出できる新しい蛍光プローブRhoNox-1およびRhoNox-2の開
発に成功した。また、これらを応用することで、過剰鉄発がんにおける自由鉄の
蓄積、加齢黄斑変性症モデルにおける自由鉄変動などを明らかにしてきた。本発
表では蛍光プローブの作用原理、性質といった化合物特性から、プローブ分子の
構造展開による多色化、小器官標的化に関する最近の取り組みと、蛍光だけでな
くMRIを使ったイメージング研究についても紹介したい。
<演題2> iPS細胞由来胚性マクロファージの可能性
京都薬科大学・病態生理学分野 准教授 高田 和幸(Kazuyuki Takata)
組織マクロファージは、貪食、免疫、炎症、修復機能により生体の発生や恒常
性維持に必須であり、種々の疾患にも深く関与する。組織マクロファージの前駆
細胞は、胎生期の一次造血に由来する胚性マクロファージであることが解明され
つつある。我々は、iPS細胞から一次造血を再現し、胚性マクロファージ(iMacs)
や、脳マクロファージであるミクログリア(iMicros)の作製に成功した。本セミ
ナーでは、iMacsやiMicrosの作製や応用について紹介する。
◆本セミナーは、神経難病研究センター 神経診断治療学部門・実験実習支援セン
ターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第122回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
平成29年9月23日(土)〜24日(日)に愛媛大学医学部で開催されました
第58回日本組織細胞化学会総会・学術集会において、イメージングの最新技術
を用いた医学研究に関するシンポジウムを企画・開催致しました。その内容は
大変素晴らしく、是非、滋賀医科大学の研究者・大学院生の皆様にも聴いて頂
きたいと思い、シンポジウムの中から評価の高かった2題を選び、実験実習支
援セミナーでのご講演をお願いしたところ、ご快諾を頂きました。以下に演題
名と抄録を記載します。お忙しいこととは思いますが、是非、ご参加下さい。
(神経難病研究センター・神経診断治療学部門 遠山 育夫)
記
■ 演 題 イメージングの最新技術を用いた医学研究
■ 日 時 平成29年11月2日(木)16:00~
■ 場 所 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<演題1> 二価鉄イオンのライブイメージングを可能にするケミカルツールの開発
岐阜薬科大学・創薬化学大講座薬化学研究室 准教授 平山 祐(Tasuku Hirayama)
鉄は我々の体内において最も多く含まれる遷移金属種であり、生体内における
鉄イオンは、その形態から二種類に大別できる。一つはタンパク質に強固に結合
し、酵素の活性中心や補因子として機能するもの、もう一つはタンパク質と弱く
結合、もしくは非結合のもの(自由鉄とも呼ばれる)である。自由鉄は細胞内の
還元環境等から、主成分が鉄(II)イオンであり、細胞内の輸送や代謝における中間
化学種として重要である。一方で、鉄(II)イオンは酸化ストレス源にもなりうるた
め、その濃度制御は非常に厳密なものとなっている。実際、鉄ホメオスタシスの
崩壊は酸化ストレスを惹起し、がん、神経変性疾患のみならず、多数の疾患にお
いて関与が認められている。以上のように、生理的・病理的観点から、鉄(II)イオ
ンを生体内で検出することは、非常に意義深い。我々のグループではN-oxideの
化学を利用し、自由鉄と呼ばれる生体内鉄代謝や酸化ストレスに関与する鉄(II)イ
オンを選択的に検出できる新しい蛍光プローブRhoNox-1およびRhoNox-2の開
発に成功した。また、これらを応用することで、過剰鉄発がんにおける自由鉄の
蓄積、加齢黄斑変性症モデルにおける自由鉄変動などを明らかにしてきた。本発
表では蛍光プローブの作用原理、性質といった化合物特性から、プローブ分子の
構造展開による多色化、小器官標的化に関する最近の取り組みと、蛍光だけでな
くMRIを使ったイメージング研究についても紹介したい。
<演題2> iPS細胞由来胚性マクロファージの可能性
京都薬科大学・病態生理学分野 准教授 高田 和幸(Kazuyuki Takata)
組織マクロファージは、貪食、免疫、炎症、修復機能により生体の発生や恒常
性維持に必須であり、種々の疾患にも深く関与する。組織マクロファージの前駆
細胞は、胎生期の一次造血に由来する胚性マクロファージであることが解明され
つつある。我々は、iPS細胞から一次造血を再現し、胚性マクロファージ(iMacs)
や、脳マクロファージであるミクログリア(iMicros)の作製に成功した。本セミ
ナーでは、iMacsやiMicrosの作製や応用について紹介する。
◆本セミナーは、神経難病研究センター 神経診断治療学部門・実験実習支援セン
ターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第122回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
2017年6月12日月曜日
医学総合特論パイオニアセミナー・ 第121回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
医学総合特論パイオニアセミナー・第121回実験実習支援センターセミ
ナーを、下記の通り開催いたします。
記
■ 演 題: 幹細胞の未分化性におけるα1,3フコース転移酵素の機能解析
■ 演 者: 等 誠 司
(滋賀医科大学 生理学講座統合臓器生理学部門 教授)
■ 日 時: 平成29年6月12日(月)17:40〜19:20
■ 場 所: 臨床講義棟1階 臨床講義室1
<講演要旨>
神経幹細胞やES細胞、iPS細胞のような幹細胞は、周囲の環境や細胞からシグナルを受け取って、未分化性(さまざまな細胞に分化しうる、いわゆる”万能性”)を保っています。細胞同士の情報交換の際には、細胞の表面に発現しているタンパク質だけではなく、タンパク質に付いている糖鎖も大きな役割を担っています。幹細胞の未分化性に深く関わる糖鎖として、LewisX抗原がよく知られていますが、私たちはLewisX抗原の生合成に関わる酵素(α1,3-フコース転移酵素と呼ばれます)のうち、神経幹細胞に豊富に発現するFut10 に注目し、その機能を詳しく調べています。これまでの解析では、Fut10 はES細胞や他の多くの幹細胞にも発現していて、幹細胞の未分化性を保つために重要な働きを担うと推測しています。Fut10 が、どのようにしてLewisX抗原を付加する糖タンパク質を見つけ出し、幹細胞の状態によってLewisX抗原の量を調節しているのか、理解したいと思っているのに加え、幹細胞の振る舞いを制御できるようになれば、例えば神経幹細胞やiPS細胞を利用した再生医療にも生かせる知識を得られると考えて、鋭意研究を進めています。
※「医学総合特論パイオニアセミナー・第121回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
ナーを、下記の通り開催いたします。
記
■ 演 題: 幹細胞の未分化性におけるα1,3フコース転移酵素の機能解析
■ 演 者: 等 誠 司
(滋賀医科大学 生理学講座統合臓器生理学部門 教授)
■ 日 時: 平成29年6月12日(月)17:40〜19:20
■ 場 所: 臨床講義棟1階 臨床講義室1
<講演要旨>
神経幹細胞やES細胞、iPS細胞のような幹細胞は、周囲の環境や細胞からシグナルを受け取って、未分化性(さまざまな細胞に分化しうる、いわゆる”万能性”)を保っています。細胞同士の情報交換の際には、細胞の表面に発現しているタンパク質だけではなく、タンパク質に付いている糖鎖も大きな役割を担っています。幹細胞の未分化性に深く関わる糖鎖として、LewisX抗原がよく知られていますが、私たちはLewisX抗原の生合成に関わる酵素(α1,3-フコース転移酵素と呼ばれます)のうち、神経幹細胞に豊富に発現するFut10 に注目し、その機能を詳しく調べています。これまでの解析では、Fut10 はES細胞や他の多くの幹細胞にも発現していて、幹細胞の未分化性を保つために重要な働きを担うと推測しています。Fut10 が、どのようにしてLewisX抗原を付加する糖タンパク質を見つけ出し、幹細胞の状態によってLewisX抗原の量を調節しているのか、理解したいと思っているのに加え、幹細胞の振る舞いを制御できるようになれば、例えば神経幹細胞やiPS細胞を利用した再生医療にも生かせる知識を得られると考えて、鋭意研究を進めています。
※「医学総合特論パイオニアセミナー・第121回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
2017年5月8日月曜日
第120回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第120回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: クロロフィルの化学修飾とその分子集合体による機能発現
■ 演 者: 宮武 智弘(龍谷大学理工学部物質化学科教授)
■ 日 時: 平成29年5月12日(金)17:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
クロロフィルは光合成において光の捕集とエネルギー変換に関わる重要な
成分であり、その分子の構造はテトラピロールと呼ばれる環状の骨格の中心
にマグネシウムイオンが配位したものである(図1左)。環の周辺にはいく
つかの置換基が配置され、これらの置換基の違いはクロロフィルの光吸収特
性に影響を与えており、光合成生物はその生育環境に適した構造のクロロ
フィルを利用している。一般に光合成器官では、たくさんのクロロフィル分
子がタンパク質の中で機能発現に適した位置に並べられている。こうして光
合成生物はクロロフィルを並べることで分子間で効率の良いエネルギー(励
起エネルギー)移動および電子移動を可能とし、光捕集・エネルギー変換を
実現している。
ここでは、生体より抽出したクロロフィルを有機化学の手法を用いて改変
した“修飾クロロフィル”(図1右)を合成し、それを組織化させた分子集合
体(図2)を創製する。クロロフィルのテトラピロール骨格およびその周辺
の置換基を変換することにより、その光吸収特性や分子集合体の構造を変化
させ、クロロフィルの新たな機能を見出すことを目的としている。これまで
の研究から、水に不溶であるクロロフィルに親水性の置換基を導入すること
で、クロロフィルの分子集合体を水中で安定に形成できることを見出した。
また、脂質二分子膜中でクロロフィル類を集積化させることによって特異的
な発光特性を発現させるなど、様々な媒体中で“修飾クロロフィル”が興味深
い物性、機能をもたらすことが明らかとなってきた。
図1、図2は、以下をご参照ください。
http://wwwcrl.shiga-med.ac.jp/home/seminar/center_sem/no120.html
◆本セミナーは、生命科学講座 化学・実験実習支援センターの共催で開催
いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第120回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
記
■ 演 題: クロロフィルの化学修飾とその分子集合体による機能発現
■ 演 者: 宮武 智弘(龍谷大学理工学部物質化学科教授)
■ 日 時: 平成29年5月12日(金)17:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
クロロフィルは光合成において光の捕集とエネルギー変換に関わる重要な
成分であり、その分子の構造はテトラピロールと呼ばれる環状の骨格の中心
にマグネシウムイオンが配位したものである(図1左)。環の周辺にはいく
つかの置換基が配置され、これらの置換基の違いはクロロフィルの光吸収特
性に影響を与えており、光合成生物はその生育環境に適した構造のクロロ
フィルを利用している。一般に光合成器官では、たくさんのクロロフィル分
子がタンパク質の中で機能発現に適した位置に並べられている。こうして光
合成生物はクロロフィルを並べることで分子間で効率の良いエネルギー(励
起エネルギー)移動および電子移動を可能とし、光捕集・エネルギー変換を
実現している。
ここでは、生体より抽出したクロロフィルを有機化学の手法を用いて改変
した“修飾クロロフィル”(図1右)を合成し、それを組織化させた分子集合
体(図2)を創製する。クロロフィルのテトラピロール骨格およびその周辺
の置換基を変換することにより、その光吸収特性や分子集合体の構造を変化
させ、クロロフィルの新たな機能を見出すことを目的としている。これまで
の研究から、水に不溶であるクロロフィルに親水性の置換基を導入すること
で、クロロフィルの分子集合体を水中で安定に形成できることを見出した。
また、脂質二分子膜中でクロロフィル類を集積化させることによって特異的
な発光特性を発現させるなど、様々な媒体中で“修飾クロロフィル”が興味深
い物性、機能をもたらすことが明らかとなってきた。
図1、図2は、以下をご参照ください。
http://wwwcrl.shiga-med.ac.jp/home/seminar/center_sem/no120.html
◆本セミナーは、生命科学講座 化学・実験実習支援センターの共催で開催
いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第120回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載
2017年1月23日月曜日
第119回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第119回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: イオン会合能を有するπ電子系の合成と超分子集合化
■ 演 者: 前田 大光(立命館大学生命科学部教授)
■ 日 時: 平成29年1月24日(火)17:00~
■ 場 所: 臨床講義棟 臨床講義室2
<講演要旨>
有機合成手法を駆使して所望のπ電子系を構築し、非共有結合相互作用
を利用した適材適所への配置により、半導体物性や光電変換能を発現する
機能性材料への展開が可能となる。われわれのグループでは、イオン会合
能を有するπ電子系を合成し、そのイオン会合体を疑似的なπ電子系イオ
ンとして利用することで、イオンペアからなる次元制御型集合体(低次元
性結晶、超分子ゲル、液晶など)を創製し、電子物性の探索を行ってきた。
本講演では、ピロール環を構成ユニットとするイオン応答性π電子系の基
礎的な性質にも焦点をあて、溶液中での発光物性やキラル光学特性も含め
て、化学センサとしての可能性に関して、具体例を挙げて紹介する。[1]
[1] 羽毛田洋平・山門陵平・前田大光 有機合成化学協会誌 2016, 74 (3),
243–253.
◆本セミナーは、生命科学講座 化学・実験実習支援センターの共催で開催
いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第119回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: イオン会合能を有するπ電子系の合成と超分子集合化
■ 演 者: 前田 大光(立命館大学生命科学部教授)
■ 日 時: 平成29年1月24日(火)17:00~
■ 場 所: 臨床講義棟 臨床講義室2
<講演要旨>
有機合成手法を駆使して所望のπ電子系を構築し、非共有結合相互作用
を利用した適材適所への配置により、半導体物性や光電変換能を発現する
機能性材料への展開が可能となる。われわれのグループでは、イオン会合
能を有するπ電子系を合成し、そのイオン会合体を疑似的なπ電子系イオ
ンとして利用することで、イオンペアからなる次元制御型集合体(低次元
性結晶、超分子ゲル、液晶など)を創製し、電子物性の探索を行ってきた。
本講演では、ピロール環を構成ユニットとするイオン応答性π電子系の基
礎的な性質にも焦点をあて、溶液中での発光物性やキラル光学特性も含め
て、化学センサとしての可能性に関して、具体例を挙げて紹介する。[1]
[1] 羽毛田洋平・山門陵平・前田大光 有機合成化学協会誌 2016, 74 (3),
243–253.
◆本セミナーは、生命科学講座 化学・実験実習支援センターの共催で開催
いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第119回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2016年10月24日月曜日
第22回MNRC国際シンポジウム開催のお知らせ
第22回MNRC国際シンポジウム開催のお知らせ
(第2回神経難病研究センター国際シンポジウム)
神経難病研究センターでは、第22回MNRC国際シンポジウムを、下記の通り
開催致します。つきましては、皆様方のご参加をよろしくお願いいたします。
記
■ 演題と演者:以下のプログラムをご参照下さい。
■ 日 時: 平成28年10月28日(金)14:30 ~ 16:30
■ 場 所: 滋賀医科大学附属病院 3階 第3会議室
◆このシンポジウムは大学院博士課程の講義および
リーデイングプログラムの講義として認定されています。
【プログラム】
1) 14:30–14:35 Opening Remarks: Kohei Shiota
(President and Dean, SUMS)
2) 14:35–16:25 Presentations
1. 14:35–15:25 Chairperson: Ikuo Tooyama (Professor, SUMS)
“Changing neuroinflammation in aging and neurodegenerative diseases:
Does this represent the best approach for therapeutic treatments
for Alzheimer’s and Lewy body disease? ”
Douglas G. Walker
(Professor, Arizona State University)
2. 15:25–16:00 Chairperson: Masaki Nishimura (Professor, SUMS)
“Roles of gut microbiota in neurodegenerative diseases ”
Robert P. Friedland
(Professor, University of Louisville School of Medicine)
3. 16:00–16:25 Chairperson: Makoto Urushitani (Professor, SUMS)
“Therapeutic strategies for neurologic intractable diseases utilizing
juvenile properties of children ”
Masaki Mori
(Associate Professor, MNRC, SUMS)
3) 16:25 Closing Remarks: Kazumasa Ogasawara
(Vice-president, SUMS)
「第22回MNRC国際シンポジウム開催のお知らせ」より転載
(第2回神経難病研究センター国際シンポジウム)
神経難病研究センターでは、第22回MNRC国際シンポジウムを、下記の通り
開催致します。つきましては、皆様方のご参加をよろしくお願いいたします。
記
■ 演題と演者:以下のプログラムをご参照下さい。
■ 日 時: 平成28年10月28日(金)14:30 ~ 16:30
■ 場 所: 滋賀医科大学附属病院 3階 第3会議室
◆このシンポジウムは大学院博士課程の講義および
リーデイングプログラムの講義として認定されています。
【プログラム】
1) 14:30–14:35 Opening Remarks: Kohei Shiota
(President and Dean, SUMS)
2) 14:35–16:25 Presentations
1. 14:35–15:25 Chairperson: Ikuo Tooyama (Professor, SUMS)
“Changing neuroinflammation in aging and neurodegenerative diseases:
Does this represent the best approach for therapeutic treatments
for Alzheimer’s and Lewy body disease? ”
Douglas G. Walker
(Professor, Arizona State University)
2. 15:25–16:00 Chairperson: Masaki Nishimura (Professor, SUMS)
“Roles of gut microbiota in neurodegenerative diseases ”
Robert P. Friedland
(Professor, University of Louisville School of Medicine)
3. 16:00–16:25 Chairperson: Makoto Urushitani (Professor, SUMS)
“Therapeutic strategies for neurologic intractable diseases utilizing
juvenile properties of children ”
Masaki Mori
(Associate Professor, MNRC, SUMS)
3) 16:25 Closing Remarks: Kazumasa Ogasawara
(Vice-president, SUMS)
「第22回MNRC国際シンポジウム開催のお知らせ」より転載
2016年10月18日火曜日
第118回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第118回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: 第22回解剖学セミナー
「腸内細菌叢はどのようにDOHaD (Developmental Origins
of Health and Disease) に関わっているか?」
■ 演 者: 内村 康寛
(Gastroenterology and Mucosal immunology,
University of Bern, Switzerland)
■ 日 時: 平成28年10月28日(金)11:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
我々の腸管では、栄養素の体内への効率的な取り込み、そして、有害な細菌やウイルスの遮断を、同時に成し遂げなければならない。このことに関して、少なくとも3つの腸内細菌叢の役割が知られている。第1番目に、宿主に親和性のある腸内細菌叢が、宿主の免疫系を教育し、有害な細菌やウイルスに対して、免疫系が特異的に反応できるようにすること。第2番目に、腸内細菌が、大腸に、地球上で最も高密度と言われる1g当たり1010-1011
の密度で 棲みつくことで、有害な細菌の増殖を防いでいること。そして、第3番目に、腸内細菌叢が、自身の持つ原核生物特有の代謝経路を使って、宿主に有用なビタミンや短鎖脂肪酸などを作り出していることである。
我々哺乳類は、母親の無菌の子宮内で胎児として育つ。胎児の腸管に最初に棲みつく細菌は、出産時に、母親の産道に生息する細菌であることが知られている。そして、幼児の発育と共に、腸内細菌叢も、安定した細菌叢に発達することが示されている。
我々の研究室では、無菌マウスと、これに可逆的に定着可能な大腸菌株を使い、妊娠マウスに、一過的に大腸菌株を定着させ、胎児マウスの免疫系の発達を調べる研究を行った。この研究において、一過的に大腸菌株が定着した妊娠マウスから生まれた胎児マウスでは、コントロールに比べ、免疫系がより発達しており、細菌抵抗性に関する遺伝子の発現も高くなっていることが示された (Gomez de Agüero et al. Science 2016)。この研究において、生きた細菌は子宮内の胎児に到達しないが、大腸菌由来の代謝物が、胎児に到達し、胎児の免疫系の発達を助けていることが示唆された。これらの知見は、母体の腸内細菌叢は、胎児が子宮内にいる時点で既に、胎児の免疫系の発達を助けていることを示している。
私は、上の論文で使われている炭素13を使った大腸菌代謝物の研究を、成人マウスを用いて研究してきました。妊娠マウスへの一過的な大腸菌定着の胎児に対する影響に比べて、成人マウスに対する一過的な大腸菌定着の影響は、遺伝子発現の変化を含めて、小さいようです。これらの知見は、腸内細菌叢が、宿主の発生初期に、より大きな不可逆的な影響を与えていることを示しており、DOHaDにおける腸内細菌叢の重要性を示しています。今回のセミナーでは、哺乳類発生初期におけるに腸内細菌叢の重要性を支持する他の幾つかの研究も紹介したいと考えています。
◆本セミナーは、解剖学講座・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第118回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2016年8月16日火曜日
夏季実習セミナー開催のお知らせ
9月26日(月)より一週間、分子生物学の基礎的な実験手法を
どれも実際によく用いられる実験
実験をやったことが無い方も、是
都合のつく日程のみ参加していた
2016年6月30日木曜日
【7月7日(木)開催】第15回研究医養成コースセミナー 開催のお知らせ
第15回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:7月7日(木) 12:10~12:50
場 所:クリエイティブ・モチベーション・センター(CMCホール)
演 者:杉浦 久嗣先生(すぎうら皮ふ科医院 院長)
演 題:「私のアトピー研究」
要 旨:
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:7月7日(木) 12:10~12:50
場 所:クリエイティブ・モチベーション・センター(CMCホール)
演 者:杉浦 久嗣先生(すぎうら皮ふ科医院 院長)
演 題:「私のアトピー研究」
要 旨:
滋賀医大皮膚科に在籍中は上原正巳先生のご指導でアトピー性皮膚炎の研究を続けて
きました。自分たちが持つ未発表のアトピー性皮膚炎の遺伝子発現情報があまりに大切に思えましたので、平成17年に大学を退職し草津市で皮膚科医院を開業
後もアトピーの研究に区切りをつけられませんでした。生物学の佐藤浩先生にお願いして研究を続けさせていただき、さらに佐藤先生ご退職後は第一解剖の宇田
川潤先生にお願いして、アトピー性皮膚炎の研究を続けさせていただきました。
研究成果はフランス(Arcachon in September 2005)、ドイツ(Munich in July 2010)、イギリス(Nottingham in May 2014)において発表しました。毎日患者さんと向きあう中から出てくる問題点を出発点とすることにより、幸いにも、わくわく感あふれる研究を今日まで続
けられたと思います。今一つ、今日まで研究を続けてこられましたのは、過去ならびに現在までご指導をいただいております多くの研究者の方々に大きく支えて
いただけたからです。研究医養成コースセミナーでは、これらの背景をふまえながら、最新の研究成果を紹介させていただきたいと思います。
2016年6月6日月曜日
第116回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第116回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: iPS細胞を用いた神経変性疾患研究
■ 演 者: 近藤 孝之
(京都大学iPS細胞研究所 増殖分化機構研究部門 幹細胞医学分野)
■ 日 時: 平成28年6月16日(木)18:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells: iPS細胞)の樹立
技術が2006年に報告され、皮膚・血液などのヒト体細胞から多能性幹細胞
を作出できるようになった。この多能性幹細胞からは、あらゆる細胞種を分
化誘導させ得ることができるので、病態解明および創薬研究・再生医療研究
にヒト細胞を使用できるようになった。特に、生体材料を得ることが難しい
ヒト脳神経系疾患の研究において、iPS細胞技術はブレイクスルーとなり、
数多くの研究成果が報告された。一方で、iPS細胞樹立法確立から10年が経
過し、徐々に課題も浮かび上がってきた。我々はiPS細胞を用いて、アルツ
ハイマー病・筋萎縮性側索硬化症の研究に取り組んできたので、現状を俯瞰
し紹介させて頂くとともに、今後iPS細胞技術をどのように役立てていくと
良いのか皆様と一緒に考えたい。
◆本セミナーは、医療人育成教育研究センター・実験実習支援センターの
共催で開催いたします。
====================================================
本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
====================================================
※「第116回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: iPS細胞を用いた神経変性疾患研究
■ 演 者: 近藤 孝之
(京都大学iPS細胞研究所 増殖分化機構研究部門 幹細胞医学分野)
■ 日 時: 平成28年6月16日(木)18:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells: iPS細胞)の樹立
技術が2006年に報告され、皮膚・血液などのヒト体細胞から多能性幹細胞
を作出できるようになった。この多能性幹細胞からは、あらゆる細胞種を分
化誘導させ得ることができるので、病態解明および創薬研究・再生医療研究
にヒト細胞を使用できるようになった。特に、生体材料を得ることが難しい
ヒト脳神経系疾患の研究において、iPS細胞技術はブレイクスルーとなり、
数多くの研究成果が報告された。一方で、iPS細胞樹立法確立から10年が経
過し、徐々に課題も浮かび上がってきた。我々はiPS細胞を用いて、アルツ
ハイマー病・筋萎縮性側索硬化症の研究に取り組んできたので、現状を俯瞰
し紹介させて頂くとともに、今後iPS細胞技術をどのように役立てていくと
良いのか皆様と一緒に考えたい。
◆本セミナーは、医療人育成教育研究センター・実験実習支援センターの
共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第116回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2016年5月6日金曜日
第13回研究医養成コースセミナー開催のお知らせ
第13回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:5月25日(水) 12:05~12:55
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:瀧 公介先生 (解剖学講座 神経形態学)
演 題:「解剖学講座でどのような研究が出来るのか?-神経科学・情報学・医
工連携の可能性-」
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:5月25日(水) 12:05~12:55
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:瀧 公介先生 (解剖学講座 神経形態学)
演 題:「解剖学講座でどのような研究が出来るのか?-神経科学・情報学・医
工連携の可能性-」
2016年4月27日水曜日
「医学生諸君!基礎統合実習という新しい体験をしませんか?」のご案内
標記実習が、下記により実施されますのでご案内いたします。
記
日 時 : 平成28年7月25日(月)午後1時 - 平成28年7月29日(金)正午
場 所 : 岐阜大学医学部
詳細及び参加申込方法は、下記URLでご覧ください。
http://www.shiga-med.ac.jp/kenkyui/pdf/kisotougo2016.pdf
基礎統合実習について.pdf
記
日 時 : 平成28年7月25日(月)午後1時 - 平成28年7月29日(金)正午
場 所 : 岐阜大学医学部
詳細及び参加申込方法は、下記URLでご覧ください。
http://www.shiga-med.ac.jp/kenkyui/pdf/kisotougo2016.pdf
基礎統合実習について.pdf
2016年2月26日金曜日
第114回支援センターセミナー開催のお知らせ
第114回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: 3D−RISM理論を応用した薬物候補化合物の探索
■ 演 者: 杉田昌岳(立命館大学生命科学部生命情報学科助教)
■ 日 時: 平成28年3月8日(火)16:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
薬のスクリーニングを計算機上で行うためには、分子間の親和性、すなわち結合自由エネルギーを精度よく計算する必要がある。但し、生体高分子は真空中でなく溶液中でその機能を発現するため、結合自由エネルギーを計算するためには溶質間の自由エネルギー変化(ΔGsolute)だけではなく結合部位付近に存在する水を排除(脱溶媒和)するために必要な自由エネルギー変化(ΔGsolvent)を正確に計算する必要がある。このような目的に対して、液体の統計力学理論である3D−RISM理論 1) が有効であることが示唆されてきた。3D−RISM理論は平衡状態における溶質周囲の溶媒の分布を解析的に計算する理論である。
これまでに、本理論を応用することで、リガンドフラグメントの結合部位を正確に予測可能であることが示されている 2)。また、MDシミュレーションを組み合わせたMM/3D−RISM法を用いることで、溶液中における溶質の揺らぎも考慮した上で、結合自由エネルギーを予測可能であることが示唆されている 3)。しかし、これまで本格的な応用はなされて来なかった。
近年、我々はこれらの方法を応用し、実際に薬剤候補分子を探索する試みを開始した。そのため、それぞれの系に最適化されたプロトコルの開発を試みた。
本研究では第一に、薬剤活性を持つシクロデキストリン誘導体をスクリーニングするために、シクロデキストリンに最適化された計算プロトコルを開発し、テストシステムにてその定量性を検証した。その結果、実験値と相関係数R=0.7程度の相関を持ち、絶対値としても非常に近い値を予測することが出来た。現在ゲスト分子の形や電荷分布とシクロデキストリンとの親和性との関係性の解析を進めている。第二に、タンパク-リガンド系のスクリーニングに応用するためのプロトコルを開発するために、Pim−1 kinaseと8個のリガンドとの間の結合自由エネルギーの予測を試みた。その結果、本研究においてもR=0.7程度の
実験値との相関を得た。
1) A. Kovalenko and F. Hirata, J. Chem. Phys., 112, 10391-10402 (2000)
2) T. Imai et al., J. Am. Chem. Soc., 131, 12430-12440 (2009)
3) S. Genheden et al., J. Phys. Chem. B, 114, 8505-8516 (2010)
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第114回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: 3D−RISM理論を応用した薬物候補化合物の探索
■ 演 者: 杉田昌岳(立命館大学生命科学部生命情報学科助教)
■ 日 時: 平成28年3月8日(火)16:00~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
薬のスクリーニングを計算機上で行うためには、分子間の親和性、すなわち結合自由エネルギーを精度よく計算する必要がある。但し、生体高分子は真空中でなく溶液中でその機能を発現するため、結合自由エネルギーを計算するためには溶質間の自由エネルギー変化(ΔGsolute)だけではなく結合部位付近に存在する水を排除(脱溶媒和)するために必要な自由エネルギー変化(ΔGsolvent)を正確に計算する必要がある。このような目的に対して、液体の統計力学理論である3D−RISM理論 1) が有効であることが示唆されてきた。3D−RISM理論は平衡状態における溶質周囲の溶媒の分布を解析的に計算する理論である。
これまでに、本理論を応用することで、リガンドフラグメントの結合部位を正確に予測可能であることが示されている 2)。また、MDシミュレーションを組み合わせたMM/3D−RISM法を用いることで、溶液中における溶質の揺らぎも考慮した上で、結合自由エネルギーを予測可能であることが示唆されている 3)。しかし、これまで本格的な応用はなされて来なかった。
近年、我々はこれらの方法を応用し、実際に薬剤候補分子を探索する試みを開始した。そのため、それぞれの系に最適化されたプロトコルの開発を試みた。
本研究では第一に、薬剤活性を持つシクロデキストリン誘導体をスクリーニングするために、シクロデキストリンに最適化された計算プロトコルを開発し、テストシステムにてその定量性を検証した。その結果、実験値と相関係数R=0.7程度の相関を持ち、絶対値としても非常に近い値を予測することが出来た。現在ゲスト分子の形や電荷分布とシクロデキストリンとの親和性との関係性の解析を進めている。第二に、タンパク-リガンド系のスクリーニングに応用するためのプロトコルを開発するために、Pim−1 kinaseと8個のリガンドとの間の結合自由エネルギーの予測を試みた。その結果、本研究においてもR=0.7程度の
実験値との相関を得た。
1) A. Kovalenko and F. Hirata, J. Chem. Phys., 112, 10391-10402 (2000)
2) T. Imai et al., J. Am. Chem. Soc., 131, 12430-12440 (2009)
3) S. Genheden et al., J. Phys. Chem. B, 114, 8505-8516 (2010)
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第114回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2016年1月28日木曜日
第113回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ
第113回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: アルツハイマー病における2つの異なるγ-secretase活性変化が
CSFのAβ42減少と脳内Aβ蓄積を引き起こすか?
■ 演 者: 角田 伸人(同志社大学生命医科学部医生命システム学科助教)
■ 日 時: 平成28年2月4日(木)13:30~14:30
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
これまでの神経病理学的研究により、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease; AD)
発症の10年以上前から脳内ではアミロイドβタンパク質(Amyloid β-protein; Aβ)の蓄積が起こり始めていることが明らかにされている。細胞内で産生されるAβはおよそ40アミノ酸残基のタンパク質であるが、その中でも特に42アミノ酸残基のAβ42が脳内に蓄積している。このことから、多くの研究者はAβ42の蓄積がAD発症の原因であると考えている。Aβ42が脳内に蓄積する一方、脳脊髄液(CSF)のAβ42が減少することもこれまでの研究で明らかとされている。そのため、CSFのAβ42はADバイオマーカーの一つとして用いられている。これらのことから、「Aβ42の脳内への蓄積は、CSFのAβ42低下を引き起こす」という考えが広まっている。しかし本当にそうであるのか脳内AβとAβ産生酵素の活性の両面からあらためて検証した。
Aβはg-secretaseの切断により産生されるが、細胞内には局在が異なるg-secretaseが存在することが知られている。ADではそれぞれのg-secretase活性が変化して、CSFのAβ42の減少とAβ42の脳内蓄積を引き起こしている可能性があり、CSFと脳実質におけるAβ42の変動は、個別の現象ではないかと考えられるため、ご紹介させていただく。
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第113回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: アルツハイマー病における2つの異なるγ-secretase活性変化が
CSFのAβ42減少と脳内Aβ蓄積を引き起こすか?
■ 演 者: 角田 伸人(同志社大学生命医科学部医生命システム学科助教)
■ 日 時: 平成28年2月4日(木)13:30~14:30
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
これまでの神経病理学的研究により、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease; AD)
発症の10年以上前から脳内ではアミロイドβタンパク質(Amyloid β-protein; Aβ)の蓄積が起こり始めていることが明らかにされている。細胞内で産生されるAβはおよそ40アミノ酸残基のタンパク質であるが、その中でも特に42アミノ酸残基のAβ42が脳内に蓄積している。このことから、多くの研究者はAβ42の蓄積がAD発症の原因であると考えている。Aβ42が脳内に蓄積する一方、脳脊髄液(CSF)のAβ42が減少することもこれまでの研究で明らかとされている。そのため、CSFのAβ42はADバイオマーカーの一つとして用いられている。これらのことから、「Aβ42の脳内への蓄積は、CSFのAβ42低下を引き起こす」という考えが広まっている。しかし本当にそうであるのか脳内AβとAβ産生酵素の活性の両面からあらためて検証した。
Aβはg-secretaseの切断により産生されるが、細胞内には局在が異なるg-secretaseが存在することが知られている。ADではそれぞれのg-secretase活性が変化して、CSFのAβ42の減少とAβ42の脳内蓄積を引き起こしている可能性があり、CSFと脳実質におけるAβ42の変動は、個別の現象ではないかと考えられるため、ご紹介させていただく。
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第113回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2015年12月14日月曜日
第12回研究医養成コースセミナー開催のお知らせ
第12回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:平成28年1月12日(火) 12:05~12:50
場 所:教職員ロビー(基礎研究棟2階)
演 者:寺島 智也先生 (再生・修復医学)
演 題:神経難病克服への分子治療法開発を目指して
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:平成28年1月12日(火) 12:05~12:50
場 所:教職員ロビー(基礎研究棟2階)
演 者:寺島 智也先生 (再生・修復医学)
演 題:神経難病克服への分子治療法開発を目指して
2015年11月30日月曜日
第112回支援センターセミナー開催のお知らせ
第112回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: 沖縄県におけるヒトゲノム研究の意義と今後の展望
■ 演 者: 前田 士郎(琉球大学大学院医学研究科先進ゲノム検査医学講座教授)
■ 日 時: 平成27年12月10日(木)14:30~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
2003年にヒトゲノムプロジェクトが完了し、30億文字(30億塩基対)におよぶヒトゲノム配列のほぼ全容が明らかにされ、その後、さらなるゲノム情報の整備および革新的技術開発により、ヒトゲノム全域にわたり生活習慣病発症に関わる遺伝情報を探索すること(ゲノムワイド関連[相関]解析:genome-wide association study [GWAS])が可能となった。このGWAS導入後、生活習慣病のゲノム研究は飛躍的に進歩し、2型糖尿病では現在までに100カ所以上の疾患感受性遺伝領域が同定されている。
現在、ゲノム情報を利用した疾患発症予測、さらには個別化予防の試みもなされているが、現時点でのゲノム情報では、それぞれの疾患の遺伝的要因を最大で一割程度しか説明できないとされている。得られているゲノム情報は臨床応用のためには未だ不十分であり、ゲノム情報単独では全人口の5%程度のハイリスク群を抽出できるのみである。さらに、個々の領域が如何にして疾患感受性に寄与するかは殆ど明らかとなっていない。従来使われてきた個別化医療という言葉は、オーダーメイド医療あるいはテーラーメイド医療、英語ではpersonalized medicineとも呼ばれてきた。一人一人に最適の治療法、予防法をゲノム情報を基に多くの選択肢の中から個別に選択して提供していこうというコンセプトであるが、一方でこの概念では医療コストの上昇も懸念される。さらに、疾患感受性機構が想像以上に複雑であることが明らかとなってきた事から、より現実的な概念に変更されようとしている。
最近、米国を中心に、precision medicineという言葉が使用されるようになってきている。各々の疾患についてゲノム情報により患者群をサブグループに分類し、各グループについて適切な治療法、予防法の構築を目指すという概念である。そのためにはまず全ゲノムシーケンスなどによるゲノム情報、エピゲノム、メタゲノム解析等を含めた環境要因、生活習慣(ライフスタイル)を総合的に解析していく事が必要と考えられている。
一方で、遺伝的背景は人種、地域により異なっており、特に島嶼県である沖縄県では独特の遺伝背景がありメタボリック症候群をはじめとした生活習慣病の罹患率も高いことが示されている。沖縄県の健康長寿復活のためには、沖縄県民および沖縄各地の住民それぞれの特徴(遺伝要因と環境要因)を明らかにする必要があり、今後、沖縄県民における、大規模な遺伝因子、環境因子の統合解析を行うことで沖縄県民の健康長寿復活に貢献することが期待される。
◆本セミナーは、生化学・分子生物学講座 再生・修復医学部門・実験実習支援セン
ターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第112回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: 沖縄県におけるヒトゲノム研究の意義と今後の展望
■ 演 者: 前田 士郎(琉球大学大学院医学研究科先進ゲノム検査医学講座教授)
■ 日 時: 平成27年12月10日(木)14:30~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
2003年にヒトゲノムプロジェクトが完了し、30億文字(30億塩基対)におよぶヒトゲノム配列のほぼ全容が明らかにされ、その後、さらなるゲノム情報の整備および革新的技術開発により、ヒトゲノム全域にわたり生活習慣病発症に関わる遺伝情報を探索すること(ゲノムワイド関連[相関]解析:genome-wide association study [GWAS])が可能となった。このGWAS導入後、生活習慣病のゲノム研究は飛躍的に進歩し、2型糖尿病では現在までに100カ所以上の疾患感受性遺伝領域が同定されている。
現在、ゲノム情報を利用した疾患発症予測、さらには個別化予防の試みもなされているが、現時点でのゲノム情報では、それぞれの疾患の遺伝的要因を最大で一割程度しか説明できないとされている。得られているゲノム情報は臨床応用のためには未だ不十分であり、ゲノム情報単独では全人口の5%程度のハイリスク群を抽出できるのみである。さらに、個々の領域が如何にして疾患感受性に寄与するかは殆ど明らかとなっていない。従来使われてきた個別化医療という言葉は、オーダーメイド医療あるいはテーラーメイド医療、英語ではpersonalized medicineとも呼ばれてきた。一人一人に最適の治療法、予防法をゲノム情報を基に多くの選択肢の中から個別に選択して提供していこうというコンセプトであるが、一方でこの概念では医療コストの上昇も懸念される。さらに、疾患感受性機構が想像以上に複雑であることが明らかとなってきた事から、より現実的な概念に変更されようとしている。
最近、米国を中心に、precision medicineという言葉が使用されるようになってきている。各々の疾患についてゲノム情報により患者群をサブグループに分類し、各グループについて適切な治療法、予防法の構築を目指すという概念である。そのためにはまず全ゲノムシーケンスなどによるゲノム情報、エピゲノム、メタゲノム解析等を含めた環境要因、生活習慣(ライフスタイル)を総合的に解析していく事が必要と考えられている。
一方で、遺伝的背景は人種、地域により異なっており、特に島嶼県である沖縄県では独特の遺伝背景がありメタボリック症候群をはじめとした生活習慣病の罹患率も高いことが示されている。沖縄県の健康長寿復活のためには、沖縄県民および沖縄各地の住民それぞれの特徴(遺伝要因と環境要因)を明らかにする必要があり、今後、沖縄県民における、大規模な遺伝因子、環境因子の統合解析を行うことで沖縄県民の健康長寿復活に貢献することが期待される。
◆本セミナーは、生化学・分子生物学講座 再生・修復医学部門・実験実習支援セン
ターの共催で開催いたします。
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本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
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※「第112回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
2015年10月26日月曜日
第11回研究医養成コースセミナー開催のお知らせ
第11回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:11月27日(金) 12:05~12:50
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:伊藤 靖先生 (病理学講座疾患制御病理学部門)
演 題:研究のすすめー基礎研究からtranslational researchを目指してー
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:11月27日(金) 12:05~12:50
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:伊藤 靖先生 (病理学講座疾患制御病理学部門)
演 題:研究のすすめー基礎研究からtranslational researchを目指してー
2015年10月1日木曜日
第10回研究医養成コースセミナー開催のお知らせ
第10回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:10月21日(水) 12:05~12:55
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:今村武史先生(薬理学講座)
演 題:インスリン作用に魅せられて
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日 時:10月21日(水) 12:05~12:55
場 所:小教室(一般教養棟1階)
演 者:今村武史先生(薬理学講座)
演 題:インスリン作用に魅せられて
2015年9月10日木曜日
第3回 技術セミナーを開催します。
【技術セミナーのご案内】
例年の様に基本的な実験技術の体感を目的として夏期技術セミナーを行います。ピペットマンの使用方法、DNAの取り扱いや精製、細胞培養、蛍光顕微鏡の使用など、様々な分野の研究で頻用されるものばかりです。
どなたでも飛び入り歓迎です。ぜひご参加ください。
<場所> 基礎棟3階統合臓器生理学教室
<内容>
1:蛍光タンパク質GFP遺伝子の入ったDNAプラズミドの大腸菌への導入、抽出、精製
2:PCR法を用いた確認、電気泳動、シーケンス
3:細胞へのトランスフェクション、蛍光顕微鏡を用いた蛍光観察
4:ウエスタンブロッティングを用いた蛋白質発現確認
例年の様に基本的な実験技術の体感を目的として夏期技術セミナーを行います。ピペットマンの使用方法、DNAの取り扱いや精製、細胞培養、蛍光顕微鏡の使用など、様々な分野の研究で頻用されるものばかりです。
どなたでも飛び入り歓迎です。ぜひご参加ください。
<場所> 基礎棟3階統合臓器生理学教室
<内容>
1:蛍光タンパク質GFP遺伝子の入ったDNAプラズミドの大腸菌への導入、抽出、精製
2:PCR法を用いた確認、電気泳動、シーケンス
3:細胞へのトランスフェクション、蛍光顕微鏡を用いた蛍光観察
4:ウエスタンブロッティングを用いた蛋白質発現確認
2015年7月3日金曜日
第111回支援センターセミナー開催のお知らせ
第111回支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
記
■ 演 題: HCNPとその前駆体タンパクから視たアルツハイマー病病態メカニズム
■ 演 者: 松川 則之(名古屋市立大学大学院医学研究科神経内科学教授)
■ 日 時: 平成27年7月31日(金)17:30~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
AD脳におけるCholinergic neuron脱落は、1970年代から指摘されており、それに基づいて治療薬アリセプトが開発された。最近、cholinergic neuronの新たな制御機構の解明研究の他、タウやAbなど分子病態との関連も指摘されており、Cholinergic pathwayへの介入が疾患修飾薬になり得るのかなど新たな視点も提案されている。
我々はこれまでに、海馬可溶性成分より中隔核コリン作動性神経のアセチルコリン産生促進するペプチド(hippocampal cholinergic neurostimulating peptide: HCNP)を発見し、以下のことを明らかにしてきた。
① 内側中隔核のChAT量を増加させる
② 186アミノ酸の前駆体蛋白(HCNPpp)が存在する
(別名:phosphatidylethanolamine-bainding protein)
③ 海馬からの分泌障害により記憶障害が生じる
④ HCNPppは、海馬神経シナプスに存在する
⑤ アルツハイマー病脳海馬神経細胞において、極早期よりHCNPpp発現が低下する
⑥ HCNPppの153Serが、PKCによってリン酸化を受ける
本セミナーでは、アルツハイマー病におけるアミロイド神経毒性・タウ蛋白凝集メカニ
ズムとコリン仮説との関連を、HCNPとその前駆体タンパクの視点から考察してみたい。
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
◆本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
※「第111回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
記
■ 演 題: HCNPとその前駆体タンパクから視たアルツハイマー病病態メカニズム
■ 演 者: 松川 則之(名古屋市立大学大学院医学研究科神経内科学教授)
■ 日 時: 平成27年7月31日(金)17:30~
■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー
<講演要旨>
AD脳におけるCholinergic neuron脱落は、1970年代から指摘されており、それに基づいて治療薬アリセプトが開発された。最近、cholinergic neuronの新たな制御機構の解明研究の他、タウやAbなど分子病態との関連も指摘されており、Cholinergic pathwayへの介入が疾患修飾薬になり得るのかなど新たな視点も提案されている。
我々はこれまでに、海馬可溶性成分より中隔核コリン作動性神経のアセチルコリン産生促進するペプチド(hippocampal cholinergic neurostimulating peptide: HCNP)を発見し、以下のことを明らかにしてきた。
① 内側中隔核のChAT量を増加させる
② 186アミノ酸の前駆体蛋白(HCNPpp)が存在する
(別名:phosphatidylethanolamine-bainding protein)
③ 海馬からの分泌障害により記憶障害が生じる
④ HCNPppは、海馬神経シナプスに存在する
⑤ アルツハイマー病脳海馬神経細胞において、極早期よりHCNPpp発現が低下する
⑥ HCNPppの153Serが、PKCによってリン酸化を受ける
本セミナーでは、アルツハイマー病におけるアミロイド神経毒性・タウ蛋白凝集メカニ
ズムとコリン仮説との関連を、HCNPとその前駆体タンパクの視点から考察してみたい。
◆本セミナーは、分子神経科学研究センター・実験実習支援センターの共催で開催いたします。
◆本セミナーは、大学院博士課程の講義として認定されています。
※「第111回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。
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