International
Epidemiology Associationによって、3年に一度行われているWorld Congress of Epidemiologyに参加しました。疫学を専門とする全世界の研究者が集まり、疫学の視点から、各専門分野についての口頭発表やポスター発表が行われました。また、世界の各地域にある疫学会の情報交換の場として、話し合いや交流が行われており、3年後の開催国である日本の先生方は特に、次回の学会の情報発信をする立場として活躍しておられました。
私は、日頃から講座で取り組ませていただいていたテーマから"Cross-sectional association between sedentary time and body
mass index in Japanese population: the NIPPON DATA 2010"という演題で、ポスター発表を行いました。他国と比較してBMIの低い日本において、1日のうち平静に過ごす時間の長さとBMIの間にどのような関連があるかについて、研究した成果を発表しました。
今回の学会発表は、自分の日頃の研究結果をまとめて形にするきっかけとして、また学会で発表するという研究者の卵としてのひとつのステップとして、非常に充実した機会となりました。私にとっては初めての学会発表だったため、国内外の初めてお会いする研究者の方々に対して、自分の研究内容を紹介することは、日本語でも英語でも難しく、勉強不足を実感する場面もありました。他の多くの研究者の方々は、自分の研究内容について生き生きと話されていました。今後は、自分の研究内容について堂々と説明できるように、研究をただ進めるだけではなく、自分の考えを深める時間も大切にしたいと感じました。
【大橋 瑞紀(第5学年)】