2013年3月29日金曜日

アメリカ心臓学会の疫学部門に参加しました。



2013年3月に、米国ニューオリンズにて行われた、アメリカ心臓学会の疫学部門に参加しました。本学会はアメリカ心臓学会によって行われる学会のうち、循環器疾患に関する疫学および疾患予防に焦点を当てた学会であり、毎年3月に行われ、米国に限らず各国からの研究者が集まります。
 発表内容としては、代謝、栄養学、遺伝学といった生化学からの視点、運動習慣、食習慣、生活環境といった日々の生活習慣からの視点、糖尿病、高血圧、肥満といった循環器疾患のリスクとなり得る疾患からの視点等、多岐に渡る分野から、循環器疾患を取り巻く知見に関して議論されていました。
 今回は4日間の学会期間中に、各日程における口頭発表およびポスター発表に参加しました。

上述の通り発表内容が多岐に渡っており、口頭発表では、英語力および知識不足の点から、全てを理解することは難しいと感じていたのですが、ポスター発表の会場では、多くの研究者の方々と直接お話をして、研究のお話を伺うことができました。簡単な質問にも快く応じていただき、今後はより本質的な研究内容についても議論できるよう、日々の研究に精進したいと思いました。
 また、所属講座と共同研究をしている国内外の研究者の方々とお食事をさせていただく機会もありました。論文で読んで名前を知っている研究者の方々と、学会会場で実際にお会いすることで、研究を通して国内外の多くの研究者と交流できることに魅力を感じました。
 今回の学会参加を通して、将来自分が海外の学会で発表する際の目標を具体的に抱くきっかけを得る事ができ、研究に対する意欲を高めることができました。
                                            【大橋 瑞紀(第3学年)】